2025年7月1日開院予定。スタッフを募集しております

ゆめみなみ乳腺クリニック

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乳がん術後の方の薬物治療、検査、経過観察を保険診療で行います。手術を紹介させていただいた「がん診療連携拠点病院」と乳がん術後連携パスを作成し、密に連絡を取って行っていきます。

主ながん診療連携拠点病院

広島大学病院
広島市民病院
県立広島病院
呉医療センター
広島市立北部医療センター安佐市民病院
広島赤十字・原爆病院
JA広島総合病院
呉共済病院 など

乳がん手術後の定期受診について
乳がんの手術を受けた後は、退院後も定期的に受診していただき、身体の状態をチェックすることが大切です。術後の経過観察と外来での定期検査は、基本的に5年間継続します。ただし、乳がんは比較的ゆっくり進行するため、5年以上経過してから再発するケースもあります。そのため、安全を考慮し、術後10年間は定期的に受診をして検査を受けることをおすすめしています。

【受診の頻度と定期検査の内容】

・術後2年間:1~3ヶ月ごとに受診
・術後3~5年間:3~6ヵ月ごとに受診
・術後5年以降:半年~1年ごとに受診(術後の内分泌療法が10年間の方は3ヶ月ごとに受診)
定期受診では、問診、視診・触診、血液検査、腫瘍マーカー検査、超音波検査、マンモグラフィなどを実施し、症状がある場合や、転移が疑われる場合はCT検査、骨シンチグラフィ、PET-CT検査など,追加の画像診断を行います。
・術後10年以降のフォロー
術後10年が経過すると、ほぼ完治とみなされますが、それ以降も1年に1回は、手術をしていない側の乳房を含めたチェックを受ける必要があります。
なお、乳がんの再発については研究が進んでおり、状態に応じた治療法が確立されています。万が一再発した場合も、早期発見と適切な治療が重要です。

費用について(保険診療)

保険診療の費用は、厚生労働省が定める保険点数によって決まり、患者さんの負担割合に応じて支払額が変動します。基本的には診察料と検査料で構成されますが、追加の検査や処方がある場合は、それに応じて費用が加算されます。

診察費用

・初診料2880円(3割負担で864円)
・再診料730円(3割負担で219円)

検査費用

・マンモグラフィ5,620円(3割負担で1,686円)
乳房専用のX線撮影装置を用いて乳房を圧迫し、乳房内の組織の差を写し出す画像検査です。乳房の全体像を1枚の画像として表示するので左右を比較して診ることができます。
また,触診では病変がわからないようなタイプの乳がんを、石灰化病変として描出するのに優れています。

・超音波検査3,500円(3割負担で1,050円)
超音波(エコー)を用いて乳房の状態を画像化することで、乳房内の病変の有無やしこりの性状を調べる検査です。乳腺濃度が高い人にも適しています。また、超音波検査は放射線の被爆がありませんので、妊娠中や若年の方でも可能な検査です。マンモグラフィと超音波検査を併用することで癌の検出率をあげることができます。

・細胞診11,000円(3割負担で約3,300円)
乳房の腫瘤や腫大したリンパ節に対し、超音波検査機で確認しながら採血針と同程度の細い針を刺し、腫瘤やリンパ節の中にある細胞を採取し、病理検査(顕微鏡検査)で診断する検査です。当院では局所麻酔を併用して行う場合もあります。検査結果が出るまでに約1週間かかります。

・組織診(針生検)25,800円(3割負担で7,740円)
乳房の腫瘤や石灰化などの病変に対し、生検用の針を用いて、病変の一部を採取する検査です。超音波検査機で確認しながら皮膚と病変周囲に局所麻酔を行った後、生検用の針を穿刺して病変の一部を採取します。採取した病変の組織は病理検査(顕微鏡検査)に提出し、検査結果が出るまでに約2週間かかります。

・組織診(吸引式針生検)62,400円(3割負担で18,720円)
針生検と同様の検査方法ですが、1回の穿刺で複数の組織を採取できるため、針生検よりも多くの組織を採取できます。出血リスクがやや高いため、検査後は翌日まで組織採取部位を圧迫し、安静にしておく必要があります。
※手術扱いとなるため、がん保険などの保険金の請求ができる可能性があります。

・組織診(パンチ生検):15,000円(3割負担で約5,000円)
皮膚に近い病変や皮膚に浸潤している病変の組織を円形に切り取る検査です。

・組織診の追加検査(免疫染色) 15,900円(3割負担で4,770円)
組織診で乳がんであった場合には、乳がんのタイプを判断するために、ホルモン受容体とHER2蛋白の発現を調べる免疫染色検査を追加します。乳がんの診断後に行うため、検査結果が出るまでに追加で1週間程度かかります。

・HER2遺伝子増幅診断(免疫染色との併用)30,500円(3割負担で9,150円)
組織診の免疫染色でHER2蛋白の発現が2+(疑陽性)であった場合にHER2遺伝子がどの程度増えているかを確認する検査です。HER2遺伝子が増えている場合には、HER2陽性の乳がんと診断されます。

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