昨年の7月に開業後、9カ月が経過しました。
勤務医の時と異なり、乳がんの患者さんだけではなく、乳腺の痛みのある患者さん、乳房の皮膚炎の患者さんの診察もさせていただいております。
乳腺の痛みのある患者さんは1.授乳中のうっ滞性乳腺炎、2.原因不明の肉芽腫性乳腺炎の方が多いです。基本的にはどちらの患者さんも内服薬で対処が可能ですが、肉芽腫性乳腺炎患者さんは炎症が再燃しないために1年近くの治療期間が必要になります。
乳房の皮膚炎は乳頭・乳輪部の強い痒みと乾燥のある方が多く、やや強めのステロイド軟膏と保湿剤(ワセリンなど)での治療で症状のコントロールが可能です。
このような症状のある方は早めに受診されることをお勧めします。
また、当院では、乳腺エコーの際に、甲状腺エコーも実施しております。
乳腺疾患と甲状腺疾患との関係性はありませんが、橋本病(慢性甲状腺炎)ともいわれる慢性甲状腺炎は成人女性の10人に1人がともいわれるほど、頻度が高いことが分かっています(特に20代〜50代の女性に集中しています。)。なかには甲状腺機能の低下を来している方もおられ、甲状腺ホルモンの補充が必要になります。
実際、当院でもそのような患者さんがたまたま見つかることが以外に多いです。
疲労感、寒がり、体重増加、むくみ、便秘、皮膚の乾燥、脱毛、無気力、記憶力低下、動作緩慢などの症状がある方は、気軽にご相談いただければと思います。

